たい肥について

木村秋則さんは「完熟たい肥なら使っていい」と北海道木村秋則自然栽培農学校で言われました。
たい肥などを上手に使い元気な作物を作られている方もいます。
その方が作物は良くできます。
しかし 諸刃の剣で たい肥を利用した多くの作物は枯れずに溶けます。
自然の野山で溶けるもの 何かありますか?

完熟たい肥の定義は?
市販のものは未完熟のものがほとんど。
木村さんが言う完熟たい肥は 
においが放線菌のだすにおい 
土のにおいです。
また試験として二十日大根を植えきちんと育つこと。

動物たい肥を入れれば その土壌で育った作物は枯れずに溶けやすくなり、虫の食害が多くなります。
植物と虫、微生物たちが共同で土を浄化してくれるまではその繰り返し。
だから出来た作物も早く溶けて、虫や微生物の餌になりやすくして早く健全な土壌になろうとします。

完熟したバナナが甘く溶けだしている部分などは 甘くして虫に来てもらうなんて最高の演出ですよね。


ちなみに研修中に受けた農業検定3級の過去問にも
“たい肥を入れると食害されやすい”と出ています。

畑に鋤き込むことも良くないですね。


一部の動物を除き、自然界では糞は地表面にあります。落ち葉なども地表面に落ちます。地表面近くにはミミズなどの生き物たちが分解に協力する環境ができています。

地中に入ると酸素が不足し十分発酵ができずが腐敗しガスなど発生させることもあります。収穫されると作物の抵抗力が落ちるので、ガスの影響や腐敗菌に感染した場所から溶けだします。

また 人も同じで 肥溜におちたら皮膚が荒れますね。
そんな経験ド田舎生まれのおれくらいしかないか(笑)
では 排便の後お尻を十分に拭かず肌荒れしたことは・・・
墓穴を掘っただけかな
でも前職介護の現場ではあったよ(~_~;)

最後に なぜたい肥を多く使うようになったのでしょうか?
肉や牛乳、卵生産ででてくる廃棄物の処理のためです。
そのたい肥には家畜が食べたものが入っている、
それは何か調べてみてください。

人は食べたもので できている。

家畜も 作物も同じですね。