高橋 正 (ただし~の)と自然栽培について

広島県尾道市生まれ 動物好きで椋鳩十氏の動物小説等を愛読。 

近畿大学農学部農芸化学科卒 卒論では植物工場での栽培の元となる培養液を研究。会社員、カヌーインストラクター、介護等の職を経験し、15カ国以上旅をする。

 

自宅を購入すると間もなく ガーデニングに没頭しました。ポール・スミザーさんの映像、本から学ぶがおおく、自然の見方、素晴らしさを実感しながら園芸を楽しんでいました。当時は介護職だった事もあり、園芸療法にも興味を持ち、独学で学びました。農薬の効果を偉大なものと感じながらも愛犬への害を考え 無農薬を模索していました。

 

将来の計画『農と福祉の両立』を考えていたので 認知症の方などが間違って食べても良いものだけを使い 農業をしたいと考えていました。

 

そんな中 家人の案内で 平成23年映画『降りて行く生き方』上映後の木村秋則さんの講演そして北海道仁木町での農学校の開校を知り、平成24年5月に第1期生として入学しました。

 

農学校でで出会った方が 私が住んでいる千歳市に 小さなボランティア農場を持たれていたので、そこで自然栽培を実践しましたが 農学校は1年目、ボランティア農園は有機栽培から自然栽培に切り替えたばかり うまくいかないと苛立っていました。

 

ケアマネの仕事も3年になるので 次の段階として 農業実習先を探しましたが 年齢の問題で農業研修には入れず 困っていたところ 知人の紹介で機能的な卵を生産されている企業に研修の形で入社させて頂くことが決まり 平成24年4月グループホーム管理者兼ケアマネの仕事を辞めました。

養鶏の最初の仕事は 鶏のえさにできなかったごみの処理。 

梱包されていた段ボールとビニール袋を取ると 中には腐敗したサケやエビの殻にウジがびっしりというものが多かったので すごい悪臭でした。頭の中では これで音を上げるようなら農業はできないという洗礼だろうと考えて作業していました。

そんな中 先輩が「腐るからいい」???

良く見ると 何年も放置されていたのに 腐ったものと腐ってないものがある。

サケの頭や尾びれ、エビの頭や殻など加工前にゴミに出されたものは ウジが付いているか乾燥しているかのどちらか でも加工された鮭の身は少し色が変色している程度、中には食べれそうなものまである。

自宅で剥いたエビの刺身は その日のうちに食べきってしまうが 工場で加工されたものは3日の賞味期限があるなど・・・このことがきっかけで 食への関心が高くなりました。

この時に分別した有機の物は 間もなく畑にすき込まれました。

 

木村秋則農学校の方では 事務局の方の計らいで学校の運営と生徒の中間であるボランティアスタッフに起用して下さいました。しかし 農学校2年目(2013年)は大変な年でした。映画『奇跡のリンゴ』の撮影が行われていたため木村秋則さんは多忙で学校に来られないこと、早退されることが多く 予定の半分しか自然栽培農学校に来られませんでした。畑管理と講義は、管理者とボランティアスタッフに任されました。作付担当だった私は 前年度の木村さんの教えを前年の映像を参考にみんなに伝える機会が多くなり 自然栽培をより深く考える機会を頂きました。

 

平成25年は 木村秋則さんの意向もあり 木村秋則式自然栽培を広めるため 自然栽培体験塾も開催する事にしました。

木村秋則農学校の生徒を含め 40人以上の方に自然栽培をお伝えしましたがまだまだ 進行中!伝えること、伝える世界がどんどん変わっています。これからも経験だけでなく、人に教えることを通して自分を磨いていきます。

人生の理念は “

皆さんも 木村秋則さんの教え 「私がリンゴの木だったら○○○」 

栽培だけでなく いろんな立場の考えをする時に使ってみてください。

新しい世界が見えます。

 

2019年 今年の畑のテーマは アナスタシア6巻で見にとまった

「樹木を育てるエネルギー、つぼみを開かせて花にするエネルギー」

 そして 千歳わくわくわくファーム 福祉の受け入れ農園としても始動します「奇跡の福祉施設スタートの年」

2020年 福祉と協力して 黒千石大豆味噌を仕込みました。
黒千石大豆、米糀、塩から 味噌に育てています。